ノルウェイの森について
ノルウェイの森はかなり読んでいる。すでに10回ぐらいは読んでいるかもしれない。 村上春樹の他の作品は読んだことないけどノルウェイのはすごいはまって読んでいる。 僕の頭の中にはイメージが出来上がっている。 映画を見たとき僕のイメージとは違う所もあるんだけど既にその映画の映像が自分の頭の中に出てくるような不思議な感じがした。 それほど僕の中ではノルウェイの森の映画は素晴らしいものだった。
僕がこの小説が好きなのは主人公のボクに魅力を感じるからだ。 とても印象的だったボクの言葉は緑に なぜいつも1人でいるの?と聞かれた時 無理に友達を作らないだけだよそんな事したってがっかりするだけだもの という発言だ。 そうだ無理に作る必要なんてないんだ。 そして誰にも遠慮なんかする必要もない。 自分が合う人と付き合えば良い。がっかりする必要もない。
この小説は死がテーマになっている。 親友のキズキの死や直子の死。 死は生の対極ではなく
その一部として存在している これは親しい人が死んだ時それが自分が生きている対極ではなく心に一部として生き続けてしまうんだ。 死んだ人間はそこで止まっていれば良いけど生きている人間はどんどん変わっていかなければならない。 ボクもキズキに言っているように 生き続けるには代償を払わなければならないんだ。 代償なんて大袈裟なもんではなくても生きている限り変わらない人間なんていない。 だから過去に思っていたことと考えが変わっても良いしやりたいことが変わっていても良い。今の自分が1番大切。常に今が最高だ。
ノルウェイの森といえばもう1人魅力的な永沢さんという人がいる。主人公ボクと一緒の寮に住んでいる学生だ。 頭も良いし女の子にもモテる 何でも器用にこなしてしまう。 永沢さんにとってはフランス語の勉強もパズルを解くのと変わらないんだ。一度ルールがわかってしまえばそれに当てはまるだけらしい。
永沢さんのセリフで大好きな言葉は 人生に必要なのは理想ではなく行動規範だ。
という言葉。確かにそうだと思うけど皆んなが永沢さんみたいな考えが出来たり行動ができるわけじゃない。 人には出来る事と出来ない事がある。諦めるのではなく他の道を進む。だから憧れなんて無意味なのかな。それでも無意識に人を羨ましがったりしてしまうんだな。
僕も永沢さんみたいに本質的には他人に対して興味が無いようになりたい。それが理想だな。